お通夜や告別式などの葬儀が終わると、初七日や四十九日法要、初盆、一周忌などの法要が控えています。一周忌は基本的には命日に行いますが、現代は男女共に仕事を持たれている人が増えているため、命日の前後の土日に行うことが多いです。
お寺の檀家になっている場合は、自宅に僧侶に訪問をしてもらい、丁寧な読経をしてもらえます。家族や親族、親戚などが集まり、血縁の濃い人から順番にお焼香を行います。僧侶の読経とお焼香が終わったら、お墓にお参りをします。
宗派によっても多少の違いがありますが、お墓参りが終わると僧侶は帰宅します。お布施やお車代、卒塔婆料などが必要になるため、事前に準備をしておく必要があります。お墓参りが終わったら、近親者で会食をするのが一般的です。以前の日本では会食は自宅で行うのが一般的でしたが、現代は飲食店や斎場に予約を入れて、貸し切ってもらうことがほとんどです。一周忌を予定している人は、なるべく早めに電話やはがきなどで連絡を入れておくことが大事です。法事に参列をする人は、お供え物やご仏前などを準備しておく必要があります。日持ちのするお菓子やお茶、乾物、果物などをお供えすることが多いです。男女共に黒の喪服を着て参列することが大事です。